知的なビジネスパーソンに必須の「論理的思考」

「堅苦しいイメージがあるけど、

 実は普段から使ってる」

どんな仕事でも役立つ「論理的思考」ですが、
正直言って学ぶ方法のイメージが掴めませんでした。

しかも、言葉のイメージから堅苦しさを感じたのは私だけでしょうか?

でも、普段の仕事でも使っている方法なんです。

ストーリーから論理的思考を考える

私が本屋で働いているとします。
今日は朝から来店されるお客さんも多く品切れの本が続出。
けれど、開店時間中には品切れになった本の発注が出来ませんでした。
結局、発注したのは閉店後。
通常、開店時間中に発注すれば3日後に届きますが、
閉店後の発注だったので4日後の到着になってしまいました。
そして翌日。
品切れになった本を求めて多くのお客さんが来店されました。
お客様は、品切れだと知り、とても残念なご様子。
そこでいつ本が入荷するのか質問されました。

さあ、あなただったらどうお客様に説明しますか?

「申し訳ありません。
ご要望の本は大変人気のため、品切れとなっております。
昨日の開店時間中に発注出来れば3日後には入荷予定だったのですが、
大勢のお客様の対応をしておりまして、
閉店後に発注を致しました。
ですので、入荷は4日後を予定しております。
また、購入予約されている他のお客様もいらっしゃるので確実にお渡し出来るか分かりません。」

はい。完全アウトです。

「相手からの質問に直結した答えを伝えること」

お客様にとって内部事情はどうでもよく、「本がいつ入荷するのか?」
そして、「確実に本を購入出来るのか?」
その情報が知りたいですよね。
なので、
始まりから延々とお客様にお伝えするのはストレスを与えるだけ。
起承転結の考えで、全てを伝えれば誠意が伝わると思ったのでしょうがアウトです。

伝える情報の順序を論理的思考に当てはめてみます。

1番目に大事な情報は、「本が入荷するのは4日後」
2番目に大事な情報は、「人気の本なので予約状況を確認する」
3番目に大事な情報は、「お客様が4日待てるか?」

「論理的思考は、最初に結論ありき」

お客さんがどれくらい知っているか?によって話す順序を変える時もあります。
けれど、
お客さんが最も知りたい情報を最初に伝えてから、購入に当たっての注意事項を伝える。

「とは言え、こんなパターンもある」

私の経験上での話をすると、結論から言われるのが嫌な人もいます。
前提条件などを確認しながら結論を知りたがるのです。
相手がどのような考え方をする人か?
短い時間の中で特徴を掴むことも大切だと思います。

「まとめ」

  • 基本は最初に結論を話す
  • その後に、注意事項や補足情報を伝える
  • 結論から言われるのが嫌な人もいる
  • 相手がどのような考え方をするのかを理解する

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