「センスメイキング 本当に重要なものを見極める力」
クリスチャン・マスビアウ氏著
少し時間が経ったけれど、読書マップを作ってみました。
まずは読書マップです。
はっきり言って、質が低いです。
(しかも、いつもより字が汚いかもしれません…)
この記事のテーマ
「ビジネスにおける数字と現実との間に出来る溝を埋める。そこに歴史、人間学などの文系の学問が意味を持つ」
時代は理系メインのSTEM教育が主流になっています。
そして最近はそこにアート:芸術の「A」が加わって、STEAMになっているようなのです。
理由を色々調べてみたけれどイマイチ分からなかったのですが、
今回読んだ「センスメイキング」でイメージを掴めたように思います。
教育の目的が何か?
人間の学ぶ欲求も勿論ありますが、仕事のためが大部分を占めているはずです。
仕事において重要視されるのは数字ですよね。
多分と言うか、私がしている会計職などは特に数字が重要です。
価値観の違う人達と同じ目的・目標に向かって仕事をするには明確な形が必要。
いくら売上があって、利益がいくらで、経費は使いすぎだとか。
でも、会計職の年月が長くなればなるほど感じていた事の1つが、
「何のための数字なのか?」
人とモノがあっての数字にも関わらず、
ビジネスの現場との溝を感じて、数字が独り歩きするようになっていたのです。
なぜ、こんな話を思い出したのか?
「センスメイキング」に答えの1つが書かれていたのです。
人の感情やビジネスの現場の情景といった
数値化出来ないデータが軽視され、
数値化された定量的な情報のみが判断材料となる。
すると、本来そこにある人間の考えや行動が抜け落ちて意味の無いデータになる。
本書では、数値化出来ない人間性が考慮されてないデータのみが重要だと多くの人が考えている点が問題だと言っているように思います。
「ご飯がどこでも食べられているか?」
毎日1食は食べないと変な気分になる白いご飯。
仮に、あなたがご飯を輸出する業者だとします。
「こんなおいしいご飯だったらどこの国でも、どんな地域でも食べてくれるはずだ!」
そんな風に考えて、輸出しますか?
しないですよね。
なぜなら、食文化が違うからです。
日本を含めたアジアでも、米の種類が違います。
25年以上だったか、台風などの影響で米が不作の年にタイ米が輸入されました。
結果は、細長くてパサパサするタイ米は日本人に合いませんでした。
同じ米でも、その国によって調理方法が違っていて、向き不向きがあると初めて知りました。
ご飯と納豆、ご飯と何か。組み合わせて受け入れられることもあるけれど、
基本的に相手の文化や習慣を理解して初めて物事が成り立つ。
これこそが歴史・人間学を含めた文系知を学ぶ重要性だと私は思います。
ちなみに…
いつもはそれなりの読書マップが作れていると
思い込んでいるのですけど今回はイマイチでした。
読んでいると分かった気になるんですけど、
自分の頭を通してキーワードを抜き出すと出来ない。
つまり、理解してない。
この本は自分にとっての苦手分野かもしれないと分かりました。
タイトルに「ver1」と付けたのは、
もう一度考えて読書マップを作ってみるからです。
1週間後くらいを目安に作ってみます:)